アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬の新薬!ブイタマ―クリームが10月29日から処方開始です。

こんにちは、清原です。

アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬に適応のある、ブイタマ―クリームがもうすぐ処方開始となりますのでお知らせします♪

アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬は、皮膚の過剰な免疫反応によって生じていますが、ブイタマークリーム(有効成分:タピナロフ)は、そのような皮膚の過剰な免疫反応を抑えることで、皮膚の炎症をしずめて、アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬の皮膚症状を改善する外用剤です。

いわゆる免疫抑制剤です。

アトピー性皮膚炎に対しては、免疫抑制剤の外用薬は今まで出ていましたが(プロトピック軟膏、モイゼルト軟膏、コレクチム軟膏)、尋常性乾癬にも適応がある外用薬は初めてです。

塗り方ですが、

  • アトピー性皮膚炎・・・通常、成人及び12歳以上の小児には、1日1回、適量を患部に塗布する
  • 尋常性乾癬・・・通常、成人(15歳以上)には、1日1回、適量を患部に塗布する

と、なっております。

アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬の治療薬のステロイドは、1日2回塗布が主でしたが、ブイタマークリームは、1日1回で効果が持続します。

そして以下のような注意点があります。

皮膚感染症を伴う患者さんに関しては、その部位への投与を避ける必要があります。やむを得ず使用する場合は抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬などで治療すること、または併用することが望ましいです。

妊娠中の方または妊娠の可能性がある方については、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用が検討されます。

授乳中の方は治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮したうえで、授乳の継続または中止を検討します。動物へ皮下投与した際に、タピナロフの乳汁中への移行が確認されています。

ブイタマークリームはアトピー性皮膚炎では12歳未満の小児に対して、乾癬では15歳未満の小児に対しての臨床試験を行っておりませんので、現段階では投与の適応はないことになっています。

使用方法についてです。

現在アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬の症状が中等度以上の方は、まずはステロイド外用剤にて症状を抑え、軽症になった時点で徐々に切り替えるのがオススメです。また、ステロイド外用で効果が満足に得られない方にも、ブイタマ―クリームへの切り替えがオススメです。いずれにしても、急激な移行は避け、皮膚科医と相談の上で焦らずじっくり、移行を行ってくださいね。

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