こんにちは、清原です。
今日はイボのお話です。
イボには大まかに分けて2種類ありまして、それは「うつるイボ」と「うつらないイボ」になります。
「うつるイボ」は、ウイルス性のイボで、「尋常性疣贅」「扁平疣贅」「伝染性軟属腫」などがあります。
①尋常性疣贅 手の指や足の裏などにできやすい、ドーム状に隆起したイボです。
②扁平疣贅 顔や手の甲にできやすい、平たいイボです。
③伝染性軟属腫 いわゆる水イボです。プールで感染しやすく、お子さんに多いです。
治療は①②はハトムギエキスの内服、スピール膏貼布などです。CO2レーザーで取ることもあります。院長の方針で、当院では液体窒素療法は行っておりません。③は自然治癒を待ちます。どうしても早く取りたい場合は、攝子でつまみとります。
「うつらないイボ」は、加齢によるイボです。「脂漏性角化症」「軟性線維種」などがあります。
①脂漏性角化症 別名「老人性疣贅」ですが、早いと30歳代から生じます。顔、手、腕、下肢、体幹など様々ま場所にできます。表面がザラザラした、やや隆起した皮膚色~茶褐色の斑です。
②軟性線維種 首やわきの下、鼠径部など柔らかく、また、こすれやすい部位に生じます。柔らかくて少し出っ張っています。
治療は①②とも放置でも構いませんが、ご希望があればCO2レーザーで取ります。見た目が気になる、大きくなる前に取りたい、髭剃りでひっかかるなど、様々な理由で切除を希望される方がいらっしゃいます。どんな理由でもかまいません。麻酔は、シールでもクリームでも、注射でも行っています。
CO2レーザーは、紫外線の強い時期よりきれいに治りやすい今がチャンスです!ご相談くださいね。