皮膚の黒ずみ、摩擦黒皮症とは。

こんにちは、清原です。

突然ですが、背中や腰回り、肘膝など、こすれやすい部位が黒ずんでることはないですか?それは摩擦黒皮膚症かもしれません。強い刺激や摩擦によって皮膚が黒くなる色素沈着のひとつです。入浴時に体を洗う際のナイロンタオルの使用などで生じることがあるため「ナイロンタオル黒皮症」とも呼ばれています。

こすったり掻いたりすると摩擦刺激による炎症が起こります。そのような部位では、メラニンを生成するメラノサイトという細胞の働きが活性化します。長期にわたってメラノサイトの活性化が続くと、メラニンが過剰に生成された状態になり、背中や腰などに黒ずみや茶色いシミなど摩擦黒皮症の症状が現れます。

対策としては、まず、こすらないこと。洗う際は、泡を泡立てネットなどでたっぷりの泡を作り、包み込むように洗ってください。皮膚が動かないくらい優しく優しく。汚れは全てこすり落とさなくても大丈夫なので。とにかく優しく。クリームを塗る時も、少量ずつ点々と肌に乗せ、優しく伸ばしていきましょう。

ほかには、ハイドロキノン軟膏外用、ビタミンCの含まれている食品をたくさん摂ったり、ビタミンC配合の美容液を塗るなどがあります。

ハイドロキノン軟膏、ビタミンC美容液は当院でも取り扱いがありますので、どうぞお尋ねくださいね。

京都丸太町/皮膚科・外科 早川医院

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