こんばんは、清原です。
今日は漢方薬の勉強会を院内で行いました!どんな職業でもそうだと思いますが、日々勉強が必要ですよね。勉強させていただけて本当にありがたいです。漢方薬と言ってもいろいろありますが、その中で、今回の勉強会でチョイスした薬剤は2種類。いずれもテーマは「にきび」です。
まずは十味敗毒湯。
写真は1日2回内服の細粒です(1日3回内服もあります)。
化膿性皮膚疾患に適応があるため、皮膚科では尋常性ざ瘡(にきび)で、最もよく使われています。
治療の初期から十味敗毒湯にアダパレン(ディフェリンゲル)やクリンダマイシン(外用抗菌薬・ダラシンゲル)などを併用し、改善が認められるとの報告があります。
尋常性ざ瘡以外には、蕁麻疹、掌蹠膿疱症などに使用されています。
もう1種類は柴苓湯。
写真は1日2回内服の細粒です(1日3回内服もあります)。
皮膚科では、嚢腫性ざ瘡(うんだにきび)、ケロイド・肥厚性瘢痕での使用例が多いです。
つまり、赤いにきびには十味敗毒湯が使われますが、うんだにきびやにきび痕には柴苓湯が効果があります。
漢方薬でにきび治療をお考えの方は、ぜひご相談ください。