「糖質中毒」・・・名前だけで恐ろしい。

こんにちは、清原です。

糖質中毒はなぜ起こるんでしょうか?

それは、脳のせいです。

脳はブドウ糖(糖質が体内で変化したもの)を唯一のエネルギー源とします。飢餓の時代において、貴重な糖をできるだけ摂取するために、進化の過程で甘いものを好むようにプログラミングされたのです。ただ現代は飽食の時代で、簡単に糖が手に入ります。そのため、「糖質中毒」という弊害が出ているのです。

甘いものをたくさん食べすぎると血糖値が急上昇します。すると膵臓からインスリンが分泌され、血糖値は急下降し、脳は燃料が足りないと判断します。そのため、エネルギー源として糖質を欲するのです。このような状態が日常的に繰り返されると、食べても食べても、甘いものがもっともっと欲しくなるのです。

人類は700万年前に誕生以降、ずっと飢餓状態でした。それが1950年代の高度経済成長期から、飽食の状態になりました。わずか70年前です。人類は大量の糖の摂取に対応できない体質のまま、大量の糖を食しているのです。

そのため、低血糖による疲れ、眠気、集中力や意欲の低下を招いたり、糖尿病を発症したりします。また、余分な糖があると、体内のタンパク質や脂質と結びついて、AGE(Advanced Glycation End Products 終末糖化産物)を作り出してしまいます。AGEは、老化促進物質であり、見た目として肌のシワやくすみ、シミなどとなったり、髪のハリやツヤがなくなってしまうのです。さらに、AGEは、動脈硬化や白内障、アルツハイマーとの関連も指摘されているのです。

糖質への依存を減らすには、まずは「食べる順番」を「野菜→タンパク質→炭水化物」にすることです。炭水化物(糖質)を最後に食べることで、血糖値の急上昇を抑えることができます。同じ理由で、どうしても甘いものが食べたい場合は、「3時のおやつ」などの間食ではなく、食後すぐに食べるのがオススメです。

あとは、ファスティングもオススメです。不思議と、甘いものがあまりほしくなくなりますよ。

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