おはようございます、清原です。
最近葉室麟さんの本を3冊続けて読みました。まずは、以前ブログに書いた「刀伊入寇」、そしてエッセイ集の「柚子は九年で」、3冊目は「月神」です。
主人公は2人。月形洗蔵と、そのいとこの月形潔です。
2人とも幕末の福岡藩の尊王攘夷派です。洗蔵は薩摩と長州を結び付けようと尽力した、最初の人でした。薩長同盟は坂本龍馬が成し遂げたと思っていましたが、やはり1人の力で全てを成し遂げたわけではなかったんですね。龍馬は薩長同盟の最終段階で活躍したみたいです。
潔は明治維新後、北海道に監獄を作り、囚人の監視にあたった方です。温暖な福岡から寒冷地の北海道で、囚人の度重なる脱獄に大変苦労されたようです。
この2人、私は存じ上げなかったんですが、歴史の中に埋もれスポットライトも当たらない方々が大きなことを成し遂げていたことや、幕末に生きることの過酷さなど、感じることがいろいろありました。