こんにちは、清原です。
最近、よく柿をいただきます!有難くいただいています。そして柿について調べてみました。
柿で注目すべき栄養素はビタミンCです。なんと、ビタミンC含有量は果物の中ではトップクラスです。柿は100gあたり70mgのビタミンCを含んでおり、ビタミンCが豊富なイメージのあるみかんやグレープフルーツよりも多くのビタミンCを含んでいます。柿半分から1個の量で、1日に必要なビタミンCが摂取できることになります。ビタミンCは、コラーゲンを作る働きがあります。このコラーゲンこそが、美容や老化防止に欠かせないものとなります。また、免疫力を高める効果があるため、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にもつながります。
柿の栄養素で次に注目すべきはタンニンです。タンニンとは、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持つ栄養素です。柿に含まれているタンニンには強い抗酸化作用があり、老化防止や動脈硬化の予防などの効果が期待できます。
また、βカロテンも含まれており、柿のオレンジ色はβカロテンの色です。βカロテンも抗酸化作用があり、タンニン同様老化防止や動脈硬化の予防が期待できます。
柿にはカリウムも豊富に含まれています。カリウムは、ミネラルの一種で細胞内の水分量を調整する栄養素です。柿に含まれているカリウムには血圧を安定させたり、むくみを解消する効果、筋肉の収縮を正常に行う作用などが期待されます。
柿って、栄養が豊富なんですね。「柿が赤くなると医者が青くなる」と言うことわざもあります。この時期しか出回らないので、しっかり食べたいと思います。
そして柿と言えば・・・
「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
正岡子規のこの有名な俳句も思い出されます。
『法隆寺の茶店に憩ひて』と前書きがあり、法隆寺に立ち寄った後、喫茶店で一服して柿を食べていると法隆寺の鐘が鳴り、その鐘の音色に秋の訪れを感じた、という思いがこの句に込められています。秋の法隆寺の風景が浮かんできそうですね。ただし、このころの子規はすでに結核を発症しており、その症状は進行していたそうです。
切なくなりますね。
医療も進み、食料も豊富な現代に感謝しながら過ごしたいと思います。