こんにちは、清原です。
9月だというのにひどい残暑ですね。今日も最高気温35℃で真夏並み💦💦
そんなわけで、今日は発汗性皮膚疾患の漢方治療について。汗疱の漢方薬です(ダジャレじゃないよ(*^-^*)。
汗疱は、手掌足底に小水疱が多数現れる疾患で、次第に皮がめくれて治癒しますが、再発が多く症状が繰り返されます。夏期に多くみられますが、空調の整った昨今は冬でもみられます。かゆみは無いことが多いと言われていますが、ある方もおられます。
外用薬のみで軽快しづらい方は漢方薬の併用がオススメです。
①白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)表皮の温熱症に対する清熱作用があります。
②防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)表皮の利水(水をうまく利用すること。この薬の場合、代謝が悪く体内にたまった過剰な水分を体外にだすことになります)作用があります。
汗疱の症例では、熱中症対策のため冷水の飲水過多であり、それによって胃腸が弱っておられる方が多くみられます。そのような方は冷水をさけ常温の飲水が勧められます。(ただし、熱中症の危険がある状態の際は冷水を飲んで体を冷やしてくださいね。)また、冷房や運動不足による発汗機能の低下も影響しています。そんな方はシャワーよりゆっくり湯舟につかることが推奨されます。
まだまだ暑い日が続くようですね。汗とうまく付き合って、残暑を乗り切りましょう。