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2022年12月14日
AGA治療薬のサガーロについて
こんにちは、清原です。
サガーロは、プロペシアに続いて承認された、男性のための男性型脱毛症(AGA)治療薬です。
プロペシアと同様、AGA発症の原因となる男性ホルモンの働きを抑える薬です。
そのため、円形脱毛症やその他疾患による脱毛症や、女性の方には効果がありません。
また、効果を感じるまで半年ほどかかると言われています。
AGAを進行させるのは5α還元酵素という酵素です。
プロペシアは主にⅡ型の5α還元酵素を抑制する働きをし、サガーロはⅠ型・Ⅱ型のどちらも抑制すると考えられています。
プロペシアで効果が実感しにくい方は、試してみてもいいと思います。
受診された際は、副作用の説明なども行いますね。
2022年12月12日
海苔は栄養が豊富です。
こんにちは、清原です。
今日は、私が大好きな海苔のお話。
おにぎりやお寿司などでおなじみの海苔。とても身近な食べ物ですが、栄養素も豊富なんです。なぜなら海苔は、海の中の栄養成分がギュギュっと濃縮した結晶です。特に、日頃不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷりと含まれています。
一枚(3g)あたり
- 葉酸:36μg
- 鉄分:0.3mg
- 亜鉛:0.1mg
- 食物繊維:0.9g
- ビタミンC:4.8mg
- ビタミン B1:0.04mg
- ビタミン B2:0.08mg
- ビタミンA(レチノール活性当量):108μ
が、含まれております。意外と(失礼)多くの栄養素が含まれていますね。海苔が身近な日本人でよかったと思います。
ファスティングマイスターの上級講師の先生も、小腹がすいた時におやつに焼き海苔をおススメしておられました。ちなみに焼き海苔は味付けのりや韓国のりと比べて低カロリー・低糖質であり、その他の栄養素も多く含まれています。私はたまに味付け海苔を食べますが、やはり焼き海苔を食べることが多いです!玄米と焼き海苔も合いますよ~。
2022年12月11日
シミ、シワのホームケア。
こんにちは、清原です。
シミやシワの治療は、診療所での施術だけではなく、ホームケアもとても大切です。
ビタミンCの美容液やハイドロキノン軟膏外用や、飲む日焼け止め(ソルプロプリュスホワイト)の内服は、ホームケアの一つです。また、紫外線対策として、日焼け止めを塗ることやUVカット効果のある帽子や日傘も有効なのは、よく知られています。
それ以外にもやってほしいことがあります。
それは①こすらない②食事を見直す③規則正しい生活をすることです。
普通のことのようですが、これがなかなか難しいです。
①こすらない。
こすれやすい膝や肘がだんだん黒ずんでくるように、こすることはシミの原因となります。洗顔は泡をしっかりたてて優しく包むように、ごしごしこすらないように洗いましょう。クレンジングやクリームを塗るときも優しくゆっくり行ってください。
②食事を見直す。
ビタミンAやビタミンCを積極的に摂ってください。ビタミンAは、鶏レバー、うなぎ、人参、春菊、ほうれん草、ニラ、小松菜などに多く含まれています。体に溜まりやすい栄養素なので、1回の食事でしっかり摂取しいてもかまいません。ビタミンCは熱に弱いため、生のまま摂取するのがおすすめです。火を通す時も通しすぎないようにしましょう。レモン、柿、キウイ、イチゴ、ネーブル、パプリカ、ミニトマト、キャベツなどに多く含まれています。また、ビタミンCは水溶性のため、必要以上に摂取すると尿とともに排出されます。一度にたくさん摂るのではなく、毎食ごとに分けて摂ることを心がけましょう。
③規則正しい生活。
毎日しっかり睡眠をとることは、肌の新陳代謝を促す効果があります。適度な運動も睡眠の質の向上につながりますし、血行も促進され新陳代謝が高まりますので取り入れたいところです。
当たり前のことばかりですが、意外と難しいんですよね。それは私にとっても同じです。がんばりましょう!
2022年12月10日
漢方薬あれこれ。
こんにちは、清原です。
日本の医師は基本的に西洋医学を教わりますが、漢方薬も効果があることは知られていますし、当院でも処方することがあります。
漢方薬と言えば一般的に効き目は穏やかで効き目がゆっくりというイメージがあるかもしれません。ただし漢方薬が合っていてよく効くという方もおられますし、また、胃腸が弱くていわゆる鎮痛剤などが飲めない方などにもご利用いただいています。
例えば・・・
①ヨクイニン ハトムギのエキスです。イボの治療に使用します。皮膚科で使用頻度の高い漢方薬です。
②桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう) 神経痛に効果があります。痛みが強い帯状疱疹の方に、初期から鎮痛剤と併用することがあります。
③清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)赤いニキビでお悩みの方、肌が脂っぽい方に。
④荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)鼻(ちくのう)と皮膚が化膿(にきび)しやすい方に。
⑤当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)冷え性でむくみやすい方に。また、血流を良くすることで肌のターンオーバーをさせ、シミを防ぎます。
⑥十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)皮膚トラブルの初期の方。湿疹、蕁麻疹に。
⑦温清飲(うんせいいん)肌がかさかさしてかゆい方に。
⑧防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)原発性多汗症の方に。
⑨抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)神経がたかぶりイライラしやすい方、また、ストレスで発汗する方に。
などが皮膚科で取り扱う漢方薬となります。
漢方薬は生薬ですが、だからと言って副作用が起こらないわけではありません。また、効果判定は2~4か月と言われています。それくらい飲み続けても効果がなければ中止を考えます。飲むのは食前(食事の30分前)または食間(食後2時間)となります。
私は相変わらず冷え性で悩んでいます。⑤を飲んでみようかなあ・・・食前に飲むの覚えてられるかなあ(←おい)。
2022年12月9日
栄養満点・菊芋♡
こんにちは、清原です。
菊芋をたくさんいただきました♡嬉しい~。自宅のお庭で菊芋を育てているお友達にいただきました!ありがたい!
育てやすくて、たくさん収穫できるそうです。
もともとは北アメリカ原産で、江戸時代末期に飼料用の作物として日本に入ってきたそうです。旬の季節は11~12月で、皮ごと、そして生のままでも食べることができます。またデンプンは多く含まないため、じゃがいもなどよりカロリーが低めです。
栄養も豊富で「スーパーフード」と呼ばれています!イヌリンによって血糖値を抑え、カリウムにより血圧を抑制する効果がありますよ~。
素揚げにするのが好きですが、今日は生で、ごま油と塩で和えていただきます。しゃきしゃきしておいしいです。
菊芋って道の駅ではよく見かけますが、スーパーでは見ない気がします。育ちやすくて栄養豊富で調理もしやすいのに不思議です(・・?もっと出回るといいなあ。。。
2022年12月8日
イボの治療について。
こんにちは、清原です。
今日はイボのお話です。
イボには大まかに分けて2種類ありまして、それは「うつるイボ」と「うつらないイボ」になります。
「うつるイボ」は、ウイルス性のイボで、「尋常性疣贅」「扁平疣贅」「伝染性軟属腫」などがあります。
①尋常性疣贅 手の指や足の裏などにできやすい、ドーム状に隆起したイボです。
②扁平疣贅 顔や手の甲にできやすい、平たいイボです。
③伝染性軟属腫 いわゆる水イボです。プールで感染しやすく、お子さんに多いです。
治療は①②はハトムギエキスの内服、スピール膏貼布などです。CO2レーザーで取ることもあります。院長の方針で、当院では液体窒素療法は行っておりません。③は自然治癒を待ちます。どうしても早く取りたい場合は、攝子でつまみとります。
「うつらないイボ」は、加齢によるイボです。「脂漏性角化症」「軟性線維種」などがあります。
①脂漏性角化症 別名「老人性疣贅」ですが、早いと30歳代から生じます。顔、手、腕、下肢、体幹など様々ま場所にできます。表面がザラザラした、やや隆起した皮膚色~茶褐色の斑です。
②軟性線維種 首やわきの下、鼠径部など柔らかく、また、こすれやすい部位に生じます。柔らかくて少し出っ張っています。
治療は①②とも放置でも構いませんが、ご希望があればCO2レーザーで取ります。見た目が気になる、大きくなる前に取りたい、髭剃りでひっかかるなど、様々な理由で切除を希望される方がいらっしゃいます。どんな理由でもかまいません。麻酔は、シールでもクリームでも、注射でも行っています。
CO2レーザーは、紫外線の強い時期よりきれいに治りやすい今がチャンスです!ご相談くださいね。
2022年12月7日
我が家の冬に、マルカの湯たんぽ♪
こんにちは、清原です。
冬キャンにもう一つの仲間がありまして、それはマルカの湯たんぽです。
この湯たんぽも、冬には日常的に愛用しています。専用の袋に入れてきっちり縛って、モコモコ靴下を履いて低温やけどにならないように注意しています。
この湯たんぽのいいところは・・・
直火にかけられること。
ゆるくなったお湯を捨てて熱湯を注ぐ手間が不要です。そのままコンロにかければOK。フジカちゃん(我が家の石油ストーブ)の上にも載せられ、重宝します。
布団もぬくぬくになりますし、何より、エコです。今年の冬も頑張ってもらいまーす。
2022年12月6日
我が家の冬に、フジカハイペット♪
こんにちは、清原です。
数年前にキャンプデビューし、我が家に仲間入りしたフジカちゃん。それ以来、冬になると日常的に使用しています。
石油ストーブって、エアコンの風が直接当たるより心地いいんですよね。空気が乾燥してたらやかんを乗っけて湿度を上げたり、サーキュレーターで暖かい空気を循環させたりしてます。囲いは、100均の網と結束バンドで作りました。お味噌汁や煮物を作ることもあります。
灯油を買いに行くのは少々手間ですが、これからも我が家で活躍してくれる予定でーす。
2022年12月5日
季節の移ろい。
こんにちは、清原です。
私は箕面市から阪急電車で早川医院まで通っているのですが、電車の乗客が先週までより少し減りました。
紅葉の季節が終わりを迎えようとしていますね。
箕面も京都も紅葉の名所。今年はコロナ3年目で、観光客もだいぶ戻ってきているようです。
にぎわっているのを見ると、コロナの不安はありますが、やはりうれしくもあります。年末年始を平穏に迎えられますように。
2022年12月4日
冬に増える皮膚疾患。
こんにちは、清原です。
冬に増える皮膚疾患は、乾燥や低温に伴うものが多いですね。
乾燥によるものは、かゆみを伴う皮脂欠乏性湿疹、痛みを伴うあかぎれなどがあります。お悩みの方は、ぜひ保湿を頑張ってください。1日に何回も塗った方がいいケースもあります。目安としては、粉を吹いたり、皮膚の溝に沿って白っぽくなっていたら、保湿剤を塗ってください。そのような状態のままにしておかない方がいいです。保湿剤は軟膏、クリーム、ローションなどがありますが、使いやすくて合っていればなんでもOK。ちなみに私はワセリンをちょこちょこ薄く塗っています。
低温に伴うもので代表的なのはしもやけです。寒さによる血行障害が原因です。運動不足で血行が悪くなることもありますのでストレッチや体操もオススメです。また、冷えた食事や飲料を避け、温かいものを摂取しましょう。治療としては、ビタミンEの内服や外用です。外用剤はマッサージをするように塗るといいでしょう。
いずれも、まずは予防、そして悪化したら(または、悪化しそうになったら)早めの皮膚科受診をお願い致します。