2022年6月22日
オートファジーは、細胞のセルフリフォームです

こんにちは、清原です。

今回は、前回のブログで触れたオートファジーについてです。

2016年、大隅良典教授が「オートファジーの仕組みの解明」でノーベル賞を受賞したので、オートファジーのことをご存じの方もおられるかと思います。

人間の体は37兆個の細胞でできています。

その細胞の中にはミトコンドリアなどの細胞内小器官がたくさんあります。そしてそれらは劣化していきます。その劣化した細胞内小器官を選択的に分解する仕組みがオートファジーです。劣化した細胞内小器官をそのままにしておくのは良くないので、このようなメカニズムが働きます。分解産物は、使える部分は再利用します。体内ってエコですね。

ファスティングでオートファジーも活性化するのですが、ここでふと、私の頭に疑問が生じました。

「オートファジーって必要なのかな?アポトーシスでよくない?」

アポトーシスは細胞の自殺と言われています。異形細胞(=癌の芽)ができてしまうと、細胞が自分で壊れる「積極的な死」です。

でも細胞は毎日大量生産され、入れ替わっているので、アポトーシスで事足りないかな?

オートファジーって必要?

(ただし、神経細胞、心筋細胞などの生まれ変わらない細胞はオートファジーが必要です。)

そこで、読んでみました。

吉森保先生の著書「LIFE SCIENCE」。

吉森先生は大隅先生のオートファジーの共同研究者だった方ですが、この本、難しい内容なのにとても読みやすく、私は吉森先生のファンになってしまいました♪

そしてそこに書かれていたことにも、感銘を受けました。

「ミトコンドリアに穴が開くと、自殺を誘導する物質が漏れてしまい、死ななくていい細胞が自殺してしまう」そうです。

これはマズいですよね、人間の体は細胞でできているんですから。

とゆうことは、オートファジーは絶対に必要ですね。劣化したミトコンドリアを分解してくれるんですから。

オートファジーすごいなあ~。

そしてオートファジーが活性化しやすいのは、腹八分目、適度な運動、脂っこい食事を避ける、だそうです。

普通のことなのも、ありがたい。

そしてまた出てきたミトコンドリアについては、またの機会に。。

2022年6月19日
16時間ファスティング

こんにちは、清原です。

ファスティングのあれこれを、少しずつお伝えしていこうと思います。

今回は16時間ファスティング。ネットでも話題になっていて、検索したらたくさん記事が見つかりますね。

16時間ファスティングとは、空腹時間を16時間とるということです。

例えば、朝食を抜いて、昼食12時、夕飯20時とし、朝食の時間帯は低血糖を防ぐため

ファスティング専用ドリンクを飲んでいただく方法です。

脂肪の燃焼は3日以上のファスティングでないと期待できないのですが、

16時間ファスティングの場合、内臓の休憩効果があり、オートファジー活性、サーチュイン遺伝子活性が起こります。

いわゆる断食は抵抗がある方、仕事上食べる機会が多くファスティングが難しい方、ファスティング後のリバウンド防止をしたい方などにお勧めです。

また、もともと日本人は江戸時代まで1日2食だったそうです。

起床後、畑仕事をして10時ころに帰って朝昼兼用の食事を摂り、夜は電灯が無いので明るいうちに食べて暗くなったら寝ていたようです。そう聞いたら、1日2食でもいけそうな気がしてきますね。現代人は食べすぎと言われていますし。

あと、もうひとつ。2食だと食事の用意と片付けが1回減るので、その点も楽になりますよ~。

そして先ほど突然出てきた「オートファジー」と「サーチュイン遺伝子」については

長くなりそうなので、次回に。。

2022年6月19日
ダイエットがうまくいかないあなたへ

ダイエット・・・それは長く険しい道のり・・・。

清原の場合、BMI(Body mass index 体重㎏÷身長mの2乗)は標準ですが、体脂肪量が多いんです。

たまに体重が減っても、筋肉だけが落ちて脂肪は落ちなかったんですよね・・・。

(↓行きつけのスポーツジムで計測しました。)

ね。

体脂肪量は変わらないのに、筋肉量が落ちたせいで、体脂肪率としては上がってしまうとゆう・・・((+_+))。

もう諦めてました。体脂肪は減らせないと。

そんな私がファスティングと出会い、やってみました。半信半疑で。

そうしたら・・・

筋肉量は減らず、体脂肪量は落ちました!!

体がすっきりして疲れにくくなり、また、寝つきが悪かったのですが、ぐっすり寝られるようになりました。

ファスティングいいですよ!

ただし、きちんと結果を出すには押さえておかないといけないポイントがあります。

ファスティングマイスターの管理、指導の下で行いましょう。

また、病気を抱えておられる方で、ファスティングを行えない方もいます。特に糖尿病の方は低血糖になりやすく、高血圧の方は低血圧になりやすくなります。医師の治療を受けておられる方は、必ずかかりつけ医に確認しましょう。

癌の方、極端に痩せてらっしゃる方、16歳未満の方、妊娠中・授乳中の方は行えません。

清原はエキスパートファスティングマイスターの資格を持っています。

当院でファスティングに挑戦しませんか?

ダイエットのため、健康のため、そして医療費削減のため。

お菓子やお酒が減るので、食費も減りますよ。

来院できない方はzoomでのカウンセリングも行っています。

zoomの場合、診察時間内だけでなく、診察時間外も(土日祝も含めて)可能です。

料金は4週間プログラム(この間はメールで何回でもフォローいたします)専用ドリンク1本付きで35000円です。

カウンセリングのみは5000円です。

ご予約、お問い合わせは、こちらまでお願いします➡hykwiin@outlook.jp

2022年6月16日
楽トレ(EMS)で、たるみケア!

こんにちは、清原です。

前回のブログでは楽トレでサルコペニア予防をご紹介しましたが、

実は楽トレではいろいろなことができますので、少しずつご紹介していきますね。

フェイシャルではたるみケアができますよー。

たるみケアと言えばハイフですね。

ハイフとの違いは、ハイフは脂肪織から筋膜にかけて効くこと。楽トレはその奥にある筋肉に効くことです。

あと、ハイフは半年くらいもちますが、お値段が高め。

楽トレは週2くらいでき、お値段は控えめです。

症例写真です。まずビフォー。

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アフター(9時間後)

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お恥ずかしいのですが、どちらもすっぴんの清原です。

フェイスラインが少しスッキリしましたかね?目じりも少し上がったような。

整形レベルではないナチュラルさで、私としてはいい感じかなと思います。

当院でのたるみケアは、3000円(約10分)で、お試し初回は1500円です。

歯に詰め物をしている方は、その近くは少しピリピリします。施術中におっしゃってくだされば避けます。

差し歯の方はピリピリが耐え難いらしく、口の周りはお勧めしません。

予約診療の日に行いますので、診察時間内にお電話でご予約ください(075-256-1752)。

2022年6月13日
楽トレ(EMS)で、サルコペニア予防!

こんにちは、清原です。

このたび、EMSを導入しました。

きっかけは、このヒト↓

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院長(母)。

もともと多趣味で友人との交流も多く、活動的。月曜日が祝日になると連休になるので、父と近場を旅行していました。

しかしコロナ禍により生活は一変。ステイホームで足腰が弱ってしまいました。

そんな中、昨年1月に父が亡くなり、1周忌に父のお墓まで歩いたところ、

母「腰が痛い・・・」。

ぬぬぬ、これってサルコペニア(筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態)の予備軍?

うーん、父には会いに行けてほしいなあ。

家で簡単にできるエクササイズを勧めても、やってないみたいだし。

そして目を付けたのは、

こちら↑楽トレライト。

歩く時は腹筋の奥にある腸腰筋を使って膝を曲げ足を持ち上げるのですが、腸腰筋はインナーマッスルなので、自分では鍛えにくい箇所。

でも、足が上がらずつまずいて転倒するのは避けたい。絶対に。

ということで、導入を検討しました。

2週間のレンタル期間で母に使用してもらい、開眼片足立ちで効果をチェック。

真面目にコツコツ使用した母の開眼片足立ち、右は1分8秒から2分29秒に、左は1分8秒から1分15秒に延びました!

(左ひざが元々悪いので、左はあまり延びませんでした)

足が軽くなったそうです。

ああ、よかった。

ご希望の方は、当院外来で受けていただけます。できればご予約をお願いします。

(ただし、体に金属の入っている方は受けていただけません。申し訳ございません。ご了承ください。)

一般診療の日でも予約診療の日でもどちらでもかまいません。20分で4000円。お試し初回は1500円です。

フレイル予防の場合、お腹に4枚、太ももに左右2枚ずつパットを貼りますので、

お腹や太ももが出しやすい服装でお願いします。

私も試しましたが、ぐにゅぐにゅとこそばい感じでした。

頻度は特に決まっていませんが、週2回くらいが目安だそうです。

顔のレーザー処置などをしながらお腹と太ももは楽トレというのもありです。

いつまでも元気に歩いていたい方、ジムで鍛えてるけどインナーマッスルは鍛えられないので補助として使用したい方、

ぜひ、ご利用ください♪

2022年6月11日
予約診療について

こんにちは、清原です。

当院は火、木、土の午前診は予約診療となっており、主に小手術やレーザー施術などを行っています。

ご予約は診察時間内に、お電話(075ー256ー1752)でお願いいたします。

なお、完全予約制ではなく、一般診療の方もお受けしています。

待ち時間が出るかもしれませんので、来院される前に一度お電話をおかけくださいね。

そのほかの時間帯(月水金午前診、月金夜診)は、ご予約なしで受け付け順となっております。

よろしくお願いいたします。

2022年6月9日
当院の機器類

こんにちは、清原です。

当院の機器類をご紹介いたします。

↑ノーリスです。

フォトフェイシャル(しわ、赤ら顔、にきびの治療)と、脱毛ができます。自費です。

↑炭酸ガスレーザーです。いぼ、ほくろなどを切除します。自費です。

↑EMSです。インナーマッスルを鍛えます。ロコモ、フレイル予防など、他にもいろいろな部位を鍛えることができます。

フェイシャル(たるみケア)もできます。自費です。

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↑マイクロタイザー(高周波治療器)です。外科医の父が購入しました。年季が入ってますが、まだまだ現役です。

変形性膝関節症、腰痛症、帯状疱疹後神経痛などに保険適応があります。

↑スーパーライザー(近赤外線治療器)です。これも父が導入しました。初期モデルで年季が入ってますが、現役です。

円形脱毛症、帯状疱疹後神経痛などに保険適応があります。

一般の皮膚科さんに比べたら外科系の機器類が多いのは、父の影響ですね。

いずれまた、それぞれの機械の紹介をしていきますね。

2022年6月9日
父の死、そして

2021年1月2日、突然の呼吸困難で父は緊急入院となりました。

診断名は、間質性肺炎の急性増悪。

精査により、深刻な状態だとわかりました。

父は全てを察したように落ち着いていて、かなり早い段階で、母に亡くなった後のことを書き遺していたようです。

父はもともと、「つらい」も「苦しい」も「疲れた」も言わない人でした。

そんな父にラインで「具合はどう?」と聞くと「しんどいです」と返ってきました。

その時は、よほどしんどいんだなとしか思わなかったのですが、

今となっては私に「覚悟をしておくように」と、伝えたかったのかなと思います。

厳しい状況だと分かっていても、私たち家族は奇跡を信じ、祈り、待ちました。

もしかしたら劇的に薬が効いて元気になるかもしれない。

もしかしたら・・・もしかしたら・・・。

そう願っていましたが、

やがてラインの返事が来なくなり、

既読もつかなくなり、

2021年1月15日、天国へと旅立ちました。81歳でした。

父らしい、カッコいい最期でした。

父亡き後、本当にたくさんの方たちに支えていただきました。

この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

おかげで私たち家族は、前を向いて歩くことができています。

特に母は、本当によく頑張っていると思います。

両親が大切に守ってきた早川医院を、これからは私がやっていく番となりました。

今はそれに向けて準備しているところです。

頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年6月6日
当院のあゆみ③

こんにちは、清原です。

今日はこの方です。

父の早川征生です!この地で診療する3人目です。

父は祖父の正巳と同じ外科医になり、救命センター外科に長年勤務していました。

昼夜問わず呼び出しがあるというハードな仕事だったためか

定年の数年前に退職し、母と一緒に早川医院で診療をするようになりました。

また、スポーツドクターの資格を得て駅伝に帯同したり、警察医として検視をしたりもしていました。

検視も、昼夜問わず呼ばれる仕事です。結局そんな生活をしてしまうなんて、不思議なものですね。

趣味はボーリング。75歳でパーフェクト達成!

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母と同じくお能も好きで、母の舞台は欠かさず出向き、写真をいっぱい撮っていました。

仲のいい夫婦でした。

無口でむすっとした顔をしていて昔気質の父でしたが、とても優しく子煩悩で、愛情を子供たちにたくさん注いでくれました。

何も言わなくても態度で伝わる、そういう人でした。

2022年5月27日
当院のあゆみ②

こんにちは、清原です。

今日ご紹介するのは、この方。

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当院院長であり、私の母でもある、早川久仁子です。

この地で診療をする二人目です。

早川外科が閉院して10年以上経て、早川医院として復活させました。

とにかく、すごい人です。

医学部では、クラスに女子生徒は5人だけ。

女性が医師になることが当たり前ではなかった時代に医師となり、苦労もあったようですが、診療しながら3人の子供を育て、ボランティア活動も行い、多趣味で、交友関係も広いです。

今も続けている趣味の1つは、お能。舞だけでなく、笛、小鼓、太鼓をやります。

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診察室に飾られているこの写真、院長です。

そして書道は、師範の腕前!

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気さくで裏表もなく、「近所のおばちゃん」的な雰囲気を持ち続けているところも、すごいなあと思います。

もちろん仕事もバリバリこなしてます。

これからも元気でいてね。

京都丸太町/皮膚科・外科 早川医院

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